1811年9月27日、サンクトペテルブルクのカザン大聖堂が奉献された。
この大聖堂は、1737年に建てられた「聖母マリアの降誕教会」の跡地に、1801年9月に着工されたものである。
18世紀末までに老朽化が進んでいた同教会の改築の変わりとして、建立されたものである。
1799年、パヴェル1世皇帝は、新しい大聖堂をローマのサン・ピエトロ大聖堂に似せることを条件に、最優秀設計案の公募を行った。
当時の多くの著名な建築家が参加したが、その中ではあまり知られていなかった建築家アンドレイ・ヴォロニヒンが優勝した。
大聖堂の建設には10年を要し、費用は470万ルーブルに上った。
比較として、1810年当時、サンクトペテルブルクの平均的な都市住宅の価格は約1,000ルーブルであった。
1811年9月27日、アレクサンドル1世皇帝の戴冠式当日、カザン大聖堂はノヴゴロドおよびサンクトペテルブルク都主教アンブロシウスによって厳かに奉献された。
1812年の祖国戦争での勝利後、フランス軍の軍旗や占領された都市や要塞の鍵など、戦利品がここに運ばれた。
後に、かのミハイル・クトゥーゾフ元帥もここに埋葬された。
1932年、カザン大聖堂は閉鎖された。ドーム上の十字架は、尖塔付きの金箔を施した球体に置き換えられ、内部には「宗教と無神論の歴史博物館」が設置された。
1991年5月、大聖堂での礼拝が再開され、1994年にはドームに十字架が復元された。6年後、大聖堂はロシア正教会に完全に返還され、大聖堂としての地位が認められた。
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